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一箪
「一箪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一箪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「倫敦消息」より 著者:夏目漱石
中にもたくさんなかった。それで少々得意になったので外国へ行っても金が少なくっても
一箪《いったん》の食|一瓢《いっぴょう》の飲然と呑気《のんき》に洒落《しゃらく》....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
子の回に対する愛情を表現して余蘊がない。また同じ篇に、 子曰く、賢なるかな回や、
一箪の食、一瓢の飲、陋巷にあり。人は其の憂いに堪えざらんも、回は其の楽しみを改め....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
可被下候。 といって、権門に媚びる徒輩の滔々として横行する澆季を歎じているが、
一箪の食一瓢の飲に満ち足りる沢庵にとって、公界は或いは苦界と見えたかも知れない。....