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一粒選り
「一粒選り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一粒選りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二科展院展急行瞥見」より 著者:寺田寅彦
、それが浜の真砂の一つ一つの個性のような個性では専門家以外には興味は稀薄である。
一粒選りの宝石の個性を並べてもらいたいというのが吾々のようなものの勝手な希望であ....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
というに、問屋が製造家をあまりに攻めすぎるからではなかろうか。 私は昨年から、
一粒選りのイチゴを最上のザラメを用いて、一缶につきおよそ三四銭余計にかけて三十五....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
の旅にも、五人、七人はついている、と考えねばならぬ――その、五人、七人の人数も、
一粒選りの腕利きであろう――ところで、わしは、久しく竹刀さえ持たぬし、気は、若い....
「好きな髷のことなど」より 著者:上村松園
れました。この間内から大倉男爵や横山大観さんなどの歓送迎会などの席上で、京都でも
一粒選りの美人を随分見る機会がありましたが、目が美しいとか生え際がいいとか、口許....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の一団体を称してナムギャル・ターサンというて居る。
この貴族僧侶はその顔容まで
一粒選りの綺麗揃いで、その生活の有様は実にチベット国における僧侶中の最高等のもの....