一衣帯水[語句情報] » 一衣帯水

「一衣帯水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一衣帯水の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
石狩川」より 著者:本庄陸男
しかし、この天与の海港は何分ともあのオロシャに近かった。彼方の兵力をもってしては一衣帯水の危険とも思われた。そういう為政者の躊躇《ちゅうちょ》にも拘らず物資の集....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
。しかるに、対日平和条約に対しては、まだ多くの未調印国家、未批准国家があり、特に一衣帯水のソ連並びに中共との間には戦争の状態が残っておるのであります。かかる中に....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
かなり破壊されたものだったが、今では、太閤時代の旧観にさらに鉄壁の威厳を加えて、一衣帯水の大坂城を睥睨していた。 今――武者修行が熱心に写している見取図をのぞ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ばもある。 あれは嘘とも思えない。 堺あたりから、中国路の備前、備中などへは一衣帯水の近くである。大塔ノ宮や楠木の息吹きが、海をこえて、中国の宮方を駆り、中....