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「一話一言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一話一言の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
|籠《ごも》り、苦は色かへて松風の声」と詠じて、本宮へ宿替えされたてふのだ。 『一話一言』一五にいわく、〈『寿世青編』いわく、伏気に三種眠法あり、病竜眠るにその....
十二支考」より 著者:南方熊楠
|美成《よししげ》の書いた物にこの年号の考あったと覚ゆれど今ちょっと見出さず。『一話一言』一六に、『会津旧事雑考』より承安元年|辛卯《かのとう》を耶麻郡新宮の神....
十二支考」より 著者:南方熊楠
光るかの蒟蒻玉《こんにゃくだま》ときん玉と、こんな歌よむ性根玉でも」とあったと『一話一言』で読んだ。北尾辰宣の筆ならんてふ異体の百人一首に、十種の男を品隲《ひん....
妖婆」より 著者:岡本綺堂
の時代にはその物凄い名に小さい魂をおびやかされたものであった。 大田蜀山人の「一話一言」にもおなじような怪談が伝えられている。天明五年の頃、麹町に十兵衛という....
夢のお七」より 著者:岡本綺堂
一 大田蜀山人の「一話一言」を読んだ人は、そのうちにこういう話のあることを記憶しているであろう。 ....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
わ》三、四年の交《こう》年二十歳の頃《ころ》なるべし。『奴労之《やっこだこ》』『一話一言《いちわいちげん》』等蜀山人が随筆を見るに江戸にて始めて狂歌の会を催せし....
山の人生」より 著者:柳田国男
ことを、暗示する必要があったと見える。空菴という狐が自ら狐の一字を書したことは『一話一言』にあり、また駿州安倍郡の貉は狸という字に紛わしい書を遺した。しかも他の....