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一長一短
「一長一短〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一長一短の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「律子と貞子」より 著者:太宰治
聞いてやって下さい。 どっちにしたらいいか、迷っているというのである。姉と妹、
一長一短で、どうも決心がつきません、というのだから贅沢《ぜいたく》な話だ。聞きた....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
れに対して、どちらも同じことですねと私は答えている。郊外生活と市内生活と、所詮は
一長一短で、公平に云えば、どちらも住みにくいと云うのほかはない。その住みにくいの....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
ない。 「なに、馬?」馬は閉口だ。とんでもない。「馬も悪くはないが、しかし、まあ
一長一短というところだろうな。」あいまいに誤魔化した。 「本当に、」と勝太郎は素....
「創生記」より 著者:太宰治
亡デアル。キミノ仕事ノコルヤ、ワレノ仕事ノコルヤ。不滅ノ真理ハ微笑ンデ教エル、「
一長一短。」ケサ、快晴、ハネ起キテ、マコト、スパルタノ愛情、君ノ右頬ヲ二ツ、マタ....
「日本髷か束髪か」より 著者:宮本百合子
1、日本髪も束髪も実際的な立場から批評したら、共に
一長一短をもっていると思います。出来上りの形、方法こそ異っても、おしゃれをする女....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ろう」 「さあ、器量という点になってみると、我等には何とも言えない――おのおの、
一長一短があってな」 「小栗はだいたい心得ているよ、あれは家柄がいい、ああいう家....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
し、他の一部を本人に渡す、この方法は折衷式ともいうべきであろうか。しかしどれにも
一長一短はあって、いずれを可とし、いずれを不可とすることは出来ない。 そこで私....
「郊外生活の一年」より 著者:岡本綺堂
れに対して、どちらも同じことですねと私は答えている。郊外生活と市内生活と、所詮は
一長一短で、公平にいえば、どちらも住みにくいというのほかはない。その住みにくいの....