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「一隻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一隻の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
軍用鮫」より 著者:海野十三
上に首を出していた。 虎鮫隊は、どこまで走る。 ちょうどその前面にあたって、一隻の大きな鋼鉄船の模型が、上から巨大な起重機でもって吊り下げられ、もちろんその....
恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
模型《もけい》の電気機関車とレールと信号機などの一組を買うだけのお金で、その豆潜一隻を買うことができるのだった。ただみたいなものだ。 「ジミー、これを買おうや」....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
とが、あるんだぜ」 「早く言ってしまいなさいよ。オーさん」 「飛行船隊の中から、一隻、アクロン号というのが、陸奥湾を横断して、唯今、野辺地の上空を通っているのだ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
のらしい。 ◯放送によれば、「昨日の撃墜戦果は百四十七機、損害五十機以上。大型艦一隻撃沈、わが自爆未帰還機六十一機」なりという。 ◯世田谷代田へ敵機が墜ちて行く....
海底大陸」より 著者:海野十三
なてがかりがえられなかった。 駆逐艦六隻も、つづいて現場めがけて急行した。その一隻には、とくに英国警視庁の有名なる探偵スミス警部も乗っていた。 スミス警部は....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
嘯《おおつなみ》が一帯の海岸を襲った。多数の船舶が難破《なんぱ》したが、その中の一隻に奇竜丸《きりゅうまる》という二百トンばかりの船があって、これは大島の海岸に....
恐竜島」より 著者:海野十三
、おれたちは船大工《ふなだいく》になるてえわけだ。吃水《きっすい》の浅いボートを一隻、できるだけ早く作りあげるんだ。いいかね、しっかりやってくれ」 モレロはひ....
火星兵団」より 著者:海野十三
そうして、足の下に踏まえている大地が、地震のように揺れた。 その時先生の目は、一隻の火星のボートのすがたを捕えた。はげしい電光が、あたりを昼間のように明かるく....
火薬船」より 著者:海野十三
のは、さっきまでこの平靖号を臨検していたわが駆逐艦が、その臨検中に見つけた新しい一隻の怪船のことだった。わが駆逐艦は、その間近かにせまっている。そのとき怪船は、....
怪塔王」より 著者:海野十三
し、しっかりやれ。わしは懸賞を出そう。飛行機を一機おとせば、二千円やる。軍艦なら一隻につき一万円だ」 その返事は、ありませんでした。副司令は、日本軍と戦闘をは....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ましょう」 「えっ、まだ驚くことがあるんですか」 「あっはっはっはっ。この飛行島一隻がありさえすれば、極東のライオンも、だまってひっこむより仕方がないでしょう」....
空襲警報」より 著者:海野十三
リ。他ノ一機ハ高角砲ニヨリ粉砕シ、他ノ一機ハ海中ニ墜落セシメタリ。本艦隊モ駆逐艦一隻損傷ヲ受ケタリ」 「超重爆撃機二機ヲ南方ニ見失エリ」――ああ、それではいよい....
江口渙氏の事」より 著者:芥川竜之介
ブセンをやりはしない。作の力、生命を掴むばかりでなく、技巧と内容との微妙な関係に一隻眼を有するものが、始めてほんとうの批評家になれるのだ。江口の批評家としての強....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
再会せる心地をなす。この島内に三千年を経たる竜樹ありという。午時、帆船二隻、汽船一隻に逢遇す。当日、一首を浮かぶ。 漠漠雲烟繞近英巒遠、知是加南利亜洲。 (遠く....
北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
を呈したのを見た。彼は好奇心の余り、小樽港に碇泊している船について調べて見たが、一隻の軍艦もいないことを発見した。而してその不思議な光は北極光の余翳であるのを略....