一驚を喫する[語句情報] » 一驚を喫する

「一驚を喫する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一驚を喫するの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
は彼自身であったが、いつも相手の考えの妙に不条理なというよりは、妙に不安定な点に一驚を喫するのであった。そして何が、いったい『瞑想者《めいそうしゃ》』の心を、こ....
新疆所感」より 著者:日野強
露国の勢力がイリ一帯の地に瀰漫(びまん)しつつあるは、ひとたびイリの地を踏む者の一驚を喫する所なり。たまたま日露戦役において、敗衂(はいじく)の辱をこうむりし結....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
それからこの手紙の末段を読むに到って、漱石氏がその頃案外俳句に熱心であったことに一驚を喫するのである。実はその頃の私たちは俳句に於ては漱石氏などは眼中になかった....