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一驚を喫する
「一驚を喫する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
は彼自身であったが、いつも相手の考えの妙に不条理なというよりは、妙に不安定な点に
一驚を喫するのであった。そして何が、いったい『瞑想者《めいそうしゃ》』の心を、こ....
「新疆所感」より 著者:日野強
露国の勢力がイリ一帯の地に瀰漫(びまん)しつつあるは、ひとたびイリの地を踏む者の
一驚を喫する所なり。たまたま日露戦役において、敗衂(はいじく)の辱をこうむりし結....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
それからこの手紙の末段を読むに到って、漱石氏がその頃案外俳句に熱心であったことに
一驚を喫するのである。実はその頃の私たちは俳句に於ては漱石氏などは眼中になかった....