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七つの海
「七つの海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七つの海の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
、いい狙いをつけているよ。彼は、燃えるソ連船ゼムリヤ号の焔の中に飛びこむ代りに、
七つの海の中からその前日までのゼムリヤ号の消息を拾いあげようと努力している」 「....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
は、だんだん当初の親分的な無頼さを失い、それとともに、私の尊崇おく能わなかった「
七つの海の潮の香」も、「大胆沈着・傍若無人の不敵な空気」もどこかへすうと消えてし....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
九〇六年の刻印どおり旧型の沿岸艇だ。 巡航潜水艇ではない。それにもかかわらず、
七つの海を荒れまわる胆力には驚嘆のほかないのである。 しかも、艇内の四人は、厚....
「地虫」より 著者:小栗虫太郎
日の晩は、僕か君かということになるね。なにも、そんなに顫えることはないだろうよ。
七つの海を股にかけたお勢ともあろうものが、この期に及んで、なんという態だ」 そ....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
重油を燃《た》いて、七万五千浬走る力を持っている。一万噸の重油があったら、世界の
七つの海を、片っぱしから征服することは何でもない。 「怖ろしい根拠地だなア。」 ....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
c Steam Navigation Company, 1840 だがこれで
七つの海にことごとく汽船が通じたと考えてはならない。「太平洋汽船会社」とは名乗っ....
「地球の円い話」より 著者:中谷宇吉郎
を要する測定をするのは生易《なまやさ》しいことではない。それでこの方法で世界中の
七つの海を隈《くま》なく探るという案は先ず実行不可能である。 ところが人間の智....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
る。 三老人 ホエリー号は太平洋航路の米国貨物船である。船長のディールさんは
七つの海に五十年かじを握ってきた。いま七十歳とも見えぬ元気でやっぱり日本へ食糧を....