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七ツ
「七ツ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七ツの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある自殺者の手記」より 著者:秋田滋
のだ。 その手紙にはこうあった、 ボクノ 大スキナ オ母アサマ キョウ ボクハ
七ツニナリマシタ
七ツトイウト モウ イイ子ニナラナクテハイケナイ年デス ボクハ....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
の音。寂としてその夜更け行く。この宮の境内に、階の方から、カタンカタン、三ツ四ツ
七ツ足駄の歯の高響。 脊丈のほども惟わるる、あの百日紅の樹の枝に、真黒な立烏帽....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
、) と一人がカチカチ、五ツ、六ツ、九ツ、八ツと数えまして…… (今打つ鐘は、
七ツの鐘じゃ。) と云うのを合図に、 (そりゃ魔が魅すぞ!) と哄と囃して、....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
襦袢の汚れるのも厭わず、意とせず、些々たる内職をして苦労をし抜いて育てたが、六ツ
七ツ八ツにもなれば、膳も別にして食べさせたいので、手内職では追着かないから、世話....
「高野聖」より 著者:泉鏡花
れ》しそうに莞爾《にっこり》してその時だけは初々《ういうい》しゅう年紀《とし》も
七ツ八ツ若やぐばかり、処女《きむすめ》の羞《はじ》を含《ふく》んで下を向いた。
....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
その晩から煎餅蒲団一枚ずつ抱えて寝に行きました。木戸があって玄関まであって室数が
七ツばかり、十畳敷の座敷には袋戸棚、床の間づき、時代にてらてら艶が着いて戸棚の戸....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
丹平も呆気な顔して、 「酷うがすな。」 「酷いんですとも! でもまあ、氷嚢を
七ツと聞いて、疾に対してほとんど八陣の備だ。いかに何でも、と思ったが不可ない。 ....
「雪霊記事」より 著者:泉鏡花
行くと否や、続いて背後から巻いて来ます。それが次第に激しくなって、六ツ四ツ数えて
七ツ八ツ、身体の前後に列を作って、巻いては飛び、巻いては飛びます。巌にも山にも砕....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
がまけたに借りた、) (負けたかりたはいくらほど借りた。) (金子が三両に小袖が
七ツ、) (
七ツ七ツは十四じゃあないか。……) しのぶは声を合せてうたいぬ。 ....
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
自然生、大の浄土宗。 お萩が好の酒嫌いで、地震の歌の、六ツ八ツならば大風から、
七ツ金ぞと五水りょうあれ、を心得て口癖にする。豪いのは、旅の修行者の直伝とあって....
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
、その第一の水車の歯へ、一輪紅椿が引掛った――続いて三ツ四ツ、くるりと廻るうちに
七ツ十ウ……たちまちくるくると緋色に累ると、直ぐ次の、また次の車へもおなじように....
「去年」より 著者:伊藤左千夫
の深刻な感じがさらにどれだけ深刻であるか。君たちにもたいていは想像がつくだろう。
七ツ八ツくらいまでは子どももほんの子どもだ。まだ親の苦労などはわからなく、毎日曇....
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
内の一群であった。大人はもちろん大きい子供らはそれぞれ持物がある。五ツになるのと
七ツになる幼きものどもが、わがままもいわず、泣きもせず、おぼつかない素足を運びつ....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
巴里では、たとえ女に中毒したものも、それを癒すにはやっぱり女よ。もしあたしがもう
七ツ八ツ若かったらこんな手間暇は取らせませんのにね。」 リサは今しがた新吉に意....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
年の正月の末であった。神田から下谷の竜泉寺前まで用達《ようたし》に行った半七は、
七ツ半(午後五時)頃に先方の家を出ると、帰り路はもう薄暗くなっていた。春といって....