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七三
「七三〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七三の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
した。友子はそれを機会に、豹一に頭髪を伸ばすことをすすめた。 豹一の頭髪が漸く
七三にわけられるようになった頃、友子は男の子を産んだ。産気づいたことが、母親の声....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
運動も、これを妨げることはできなかった。コペルニクス(Kopernikus 一四
七三―一五四三年)はトルン(Thorn)に生れ、フラウエンブルク(Frauenb....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
てしまうのでした。 鳥取の奥、若桜から西へ三倉という村のある谷に入り、三角点九
七三へ登る。この谷は六〇〇メートルくらいから右手の尾根へ取りつく方がよい、尾根伝....
「すり替え怪画」より 著者:海野十三
の画は、原画の消してない部分とよく連続した。 すなわち、右端のニンフが原画では
七三に向いているのが、彼女の手によって真横向きに描き改められた。真中のニンフの左....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
わずに、文字が直接紙面に現れるのである……。 『此等の通信は今から約十年前、一八
七三年の三月三十日を以て、私の手を通じて現れ始めた。私がスピリチュアリズムに親し....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
たくさんあるが、そのうちで最も世の中に知られないのはサンデマン宗であろう。 一
七三〇年頃にスコットランドのプレスビテリアン教会の牧師にジョン・グラスという人が....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
してしまいまして、闇夜でも手紙が読めるくらいまでには行っております。異名を五郎助
七三郎と申しますが、
七三郎が本名で五郎助は梟の啼き声から取ったのでございますがね....
「朝顔日記の深雪と淀君」より 著者:上村松園
。自分に似合っても似合わなくても女という女が皆、二百三高地が流行れば二百三高地、
七三が流行れば
七三と、長い顔の人も円い顔の人も、痩せた丈の高い人も肥った背の低い....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
げを結った中年婦人であった。幸い宿まで来てくれたので、私は思うぞんぶん横向きや、
七三向きの写生をすることが出来た。 その晩は知事さんが招待をして下すった。日が....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
聾桟敷一驚を吃する処に、一度姿を消した舞妓が一人、小走りに駆け戻るのと、花道の、
七三とかいうあたりで、ひったり出会う。何でもお客が大変|待あぐんで機嫌が悪い、急....
「山吹」より 著者:泉鏡花
―さよう……お一方、仕立てた方があったように思いますが、それは、至極当世風の髪も
七三で……(と半ば言う。) 夫人 その女が……(やや息忙しく)その女が、先生、宿....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
て大太刀をはいた姿――あれに魂がはいって揚幕から花道にゆるぎ出た時、さらに花道の
七三に坐って、例の“東夷西戎南蛮北狄”の長台詞を朗々たる名調子で淀みなくつらねた....
「三味線の胴」より 著者:上村松園
でしょう。文展の〈月蝕の宵〉を描いた時には、モデルになってもらって、横向きやら、
七三やらの姿を写させて貰った事がある。 (昭和五年)....
「消えた霊媒女」より 著者:大倉燁子
ましたら、大違いで神棚などはどこにもなく、ただ普通の座敷に普通の服装の婦人が髪を
七三に分けて端然と座っていました。その横に小机を扣えて上品な白髪の老人が一人坐っ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
遂にピーター大帝の消耗戦略に敗れたのである。 かくてポーランド王位継承戦争(一
七三三―三八年)には全く会戦を見ず、しかもその戦争の結果政治的形勢の変化は頗る大....