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七人
「七人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七人の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
、きらきらと白刃《しらは》を月に輝かせて、盗人と覚しい覆面の男が、左右から凡そ六
七人、若殿様の車を目がけて、猛々《たけだけ》しく襲いかかりました。
と同時に牛....
「毛利先生」より 著者:芥川竜之介
ま、悠然として小さな体を現した。入口の前には一年生であろう、子供のような生徒が六
七人、人馬《ひとうま》か何かして遊んでいたが、先生の姿を見ると、これは皆先を争っ....
「或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
行く処へ行きついた。
もし、まだ片のつかないものがあるとすれば、それは一党四十
七人に対する、公儀《こうぎ》の御沙汰《ごさた》だけである。が、その御沙汰があるの....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
るような人物で。 年紀は二十七。従五位|勲三等、前の軍医監、同姓|英臣の長男、
七人の同胞の中に英吉ばかりが男子で、姉が一人、妹が五人、その中縁附いたのが三人で....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
時。 現代。 場所。 海底の琅※殿。 人物。 公子。沖の僧都。(年老いたる海坊主)美女。博士。 女房。侍女。(
七人)黒潮騎士。(多数) 森厳藍碧なる琅※殿裡。黒影あり。――沖の僧都。 僧都 ....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
ら、おおいおおい、と板東声で呼ばり立って、とうとう五人がとこ押込みましたは、以上
七人になりました、よの。 どれもどれも、碌でなしが、得手に帆じゃ。船は走る、口....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
でなくては、その立方は習われぬわ。むむ、で、何かの、伊勢にも謡うたうものの、五人
七人はあろうと思うが、その連中には見せなんだか。」 「ええ、物好に試すって、呼ん....
「女客」より 著者:泉鏡花
年の、あいやけは、姉さんのような頷き方。 「ああ。」 三 「確か六
七人もあったでしょう。」 お民は聞いて、火鉢のふちに、算盤を弾くように、指を反....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
える、見える。御曹子は高足駄、おなじような桃太郎、義士の数が三人ばかり。五人男が
七人居て、雁がねが三羽揃った。……チャンチキ、チャンチキ、ヒューラと囃して、がっ....
「梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
を少し離れた処で柄の付いた八角形の眼鏡の、凸レンズが七個に区画されたので覗くと、
七人のそうした姿の男が縦横に馳せ廻るように見えて、子供心にもちょっと恐ろしいよう....
「狂女」より 著者:秋田滋
。やがて、頭立った将校があつまって、部下の将兵を民家に割りあてた。僕のうちには十
七人、隣りの狂女のところには十二人来ることになったが、その十二人のうちには少佐が....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
員組織で、毎水曜日に集って、科学の研究をするのである。この外にもマグラース等六・
七人の同志が集って、語学の稽古をして、発音を正したりなどした。 一方において、....
「瓜の涙」より 著者:泉鏡花
へ運ぶ途中に似た、いろいろな湯具|蹴出し。年増まじりにあくどく化粧った少い女が六
七人、汗まみれになって、ついそこへ、並木を来かかる。…… 年増分が先へ立ったが....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
のまだ日盛に――往きにここで休んだ時――一足おくれて、金沢の城下の方から、女たち
七人ばかりを、頭痛膏を貼った邪慳らしい大年増と、でっくり肥った膏親爺と、軽薄らし....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
町小学校に通い、ついで府立三中(今の両国高校)に入学した。このとき砂町小学校から
七人三中を受け、私一人しか合格しなかったのをおぼえている。 府立三中は本所江東....