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七去
「七去〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七去の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「女性の歴史」より 著者:宮本百合子
問題とされた。家風にあわざるものは去る。子供を生まねば去る。嫉妬ふかければ去る。
七去の掟ということが貝原益軒の「女大学」のなかに堂々とあげられている。妻たるもの....
「三つの「女大学」」より 著者:宮本百合子
ということはあるまじきことと益軒はいましめながら、天である夫の側からは、自由に「
七去」を行えることを認めている。「一には姑に順ざる女は去るべし。二には子なき女は....
「婦人と思想」より 著者:与謝野晶子
ではないか。自分らの解放せられた喜びを忘れて婦人の解放を押え、剰え昔の五障三従や
七去説の縄目よりも更に苛酷な百種の勿れ主義を以て取締ろうというのは笑うべき事であ....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
え》聖人の訓《おしえ》也。若し女の道に背き、去らるゝ時は一生の恥也。されば婦人に
七去とて、あしき事七ツ有り。一には、※《しゅうとしゅうとめ》に順《したがわ》ざる....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
がにん》に異ならず。また一方より婦人を責むることはなはだしく、『女大学』に婦人の
七去とて、「淫乱なれば去る」と明らかにその裁判を記せり。男子のためには大いに便利....