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七夕祭
「七夕祭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七夕祭の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「突貫紀行」より 著者:幸田露伴
小樽《おたる》に名高きキトに宿りて、夜涼《やりょう》に乗じ市街を散歩するに、
七夕祭《たなばたまつり》とやらにて人々おのおの自己《おの》が故郷の風《ふう》に従....
「作家の手帖」より 著者:太宰治
大君ニ、マコトササゲテ、ツカエマス。 はっとした。いまの女の子たちは、この
七夕祭に、決して自分勝手のわがままな祈願をしているのではない。清純な祈りであると....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
で習って、ときどきに清書草紙に書くのであるが、そのなかでも正月の書初めと、七月の
七夕祭りとが、一年に二度の大清書というので、正月には別に半紙にかいて、稽古場の鴨....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
や、旗や、堤燈等に見え出した。そのとき僕はやっぱりこの辺にも木地屋が登ってきて、
七夕祭のときに飾る竹のように木を飾っておいたのだろうと思った。そして近づいて行っ....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
》の軸をつけたもので、軸の両端にちょっとした漆の輪がかいてあったような気がする。
七夕祭《たなばたまつ》りの祭壇に麻や口紅の小皿《こざら》といっしょにこのおはぐろ....
「水の女」より 著者:折口信夫
もうた。それから見ると、陰陽道の方式などは、徹底せぬものであった。だから、どこの
七夕祭りを見ても、固有の姿が指摘せられる。 でも、たなばた狭田・長田は、地上に....
「蓮」より 著者:豊島与志雄
仏教の広まってる地方共通の周知の事柄である。が、或る地方では盂蘭盆の前七月七日の
七夕祭が、可なり盛んに行われる。七八歳の子供達は、七夕に関係ある俳句や和歌や漢詩....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
その一年中早起きになれるとも伝えている。 上田の市中でも、月送りの八月六日の夕
七夕祭を行うが、翌朝未明にその笹を流しに行って、川で泳ぐことを眠流しと呼んでいる....