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「七律〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

七律の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
俳徊感慨、まことに止む能わざるものありしならん。又別に、春日劉太保の墓に謁するの七律あり。まことに思慕の切なるを証すというべし。東游せんとして郷中諸友に別るゝの....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
て、昔から一貫した生命を有するのは、三十一音字の短歌である。この短詩の形式は、五七律を二度繰返して、最後に七音の結曲《コダ》で終る。それは語数律の単調を避け得べ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
は最も詩才に富んでかつて桜を詠じたものに『薄命能延旬日命納言姓氏冒斯花、云云』の七律を作って同塾でも称賛を得たそうだ。しかるに輓近琵琶歌にこの詩を入れて作者は新....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
りもヨリ以上に何人にも知られておる。橋本蓉塘翁がかつてこの人物を咏題として作った七律二十四篇は、あたかも『八犬伝』の人物解題となっておる。抄して以て名篇を結ぶの....
西航日録」より 著者:井上円了
ジリンに達し、康有為氏に会し、入蔵の願望を遂げたることを告げたれば、康氏は即座に七律を賦して贈れりという。その詩、左のごとし。 禅僧鑿空尋西蔵、白馬駄経又再来、....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
船中無聊のあまり、喜望峰出航以来、毎日ただ白雲に対して客懐を寄するの意を述べたる七律を賦す。 未。 (阿南部の窮まる地を遊歴することに飽きたわけではないが、客船....