七情[語句情報] »
七情
「七情〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七情の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
わ》ち眼を閉じ頭顱《かしら》を抱えて其処《そこ》へ横に倒れたまま、五官を馬鹿にし
七情の守《まもり》を解いて、是非も曲直も栄辱も窮達も叔母もお勢も我の吾《われ》た....
「俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
この短詩形の中にはいかなるものが盛られるか。それはもちろん風雅の心をもって臨んだ
七情万景であり、乾坤の変であるが、しかもそれは不易にして流行のただ中を得たもので....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
せん。しかし、小湊《こみなと》の浜へ立って見ると、はじめて水が生きている、生きて
七情をほしいままに動かしているということを、確実に感受せずにはおられません。まず....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
も宜い 怒りたくば、怒っても宜い 迷うもなやむも好き勝手だ 人間よ、あなたの持つ
七情を生かせ 人間よ、怒って、泣いて、笑って、迷って まだまだあなたの心をみんな....