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七日七日
「七日七日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七日七日の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
る」とはこうした場合のことであろうと見えた。時は人の悲しみにかかわりもなく過ぎて
七日七日の仏事が次々に行なわれる、そのたびに帝からはお弔いの品々が下された。 ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ければよかったとね。まあ今でもよいから詳しく話してくれ、何も隠す必要はなかろう。
七日七日に仏像を描《か》かせて寺へ納めても、名を知らないではね。それを表に出さな....
「源氏物語」より 著者:紫式部
でするばかりであった。供養する経巻や仏像も二男の左大弁が主になって作らせていた。
七日七日の誦経の日が次々来るたびに、その注意を子息たちがすると、 「もういっさい....
「源氏物語」より 著者:紫式部
面からの慰問の使いが山荘を多く訪れた。 女王の歿後の日はずんずんとたっていく。
七日七日の法要にも尊いことを多くして志の深い弔いを故人のために怠らぬ源中納言も、....
「源氏物語」より 著者:紫式部
も命じたのであった。自殺者の罪の重いことを考えてその滅罪の方法も大将はとりたい、
七日七日に経巻と仏像の供養をすることなども言い置いて、暗くなったのに帰って行く時....
「窓にさす影」より 著者:豊島与志雄
に祭ってあって、初七日がすんでから、墓に納めることになっていた。初七日から次々に
七日七日と、煩雑な仏事が待っていた。そして一番煩雑な初七日は、葬式のあとまもなく....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
手紙(第三) イングランドなるサヴィル夫人に 一七××年
七日七日 姉さん――無事に航海を続けていることを申しあげるために、急いで走り書....
「里の今昔」より 著者:永井荷風
なく》箕輪《みのわ》の無縁寺《むえんでら》に葬むり、小万はお梅を遣《や》ッては、
七日七日の香華《こうげ》を手向《たむ》けさせた。 箕輪の無縁寺は日本堤の尽き....
「法然行伝」より 著者:中里介山
なるからということをいましめておいたが、でも法蓮房が世間の風儀に従って念仏の外の
七日七日の仏事を修することにして他の人もそれに同意した。初七日には信蓮房が導師と....