七里の渡し[語句情報] »
七里の渡し
「七里の渡し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七里の渡しの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
八が名古屋を除外したからといって、故意にやったわけではなく、宮の宿から一番船で、
七里の渡しを渡って、伊勢の桑名へ上陸の普通の順路を取ったまでだから、それをいまさ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
けて歩いて行くと、それでも三日目に桑名の宿《しゅく》へ着きました。ここから宮まで
七里の渡し。 竜之助は、渡しにかかる前に食事をしておこうと思って、とある焼蛤《....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
五十二
この際、名古屋にいた宇治山田の米友は、まっしぐらに宮の
七里の渡し場めがけて走っている。
名古屋を後ろにして、やや東へ向いて走るのです....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
る黒点は無く、夜も眠られないという蒸気船の影なんぞは更に見えないで、寝覚の里も、
七里の渡しも、凪《な》ぎ渡った海気で漲《みなぎ》り、驚こうとしても、驚くべきまぼ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いことであります。ここへ来て、はじめて思い越すよう、伊勢から出て東海道を下る時、
七里の渡しから浜松までの道中を、自分のために道案内してくれた不思議な犬があった。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
立至ったものと思われます。 そのはずです。日中には名古屋の市街から、宮、熱田を
七里の渡しの渡頭《ととう》まで行って、更に引返して、呼続《よびつぎ》ヶ浜《はま》....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
たまたま脇本陣に泊ることもあった。こういう所では取扱が非常に丁寧であった。明日は
七里の渡しをして桑名まで行くというので、宮(熱田)に泊まった時であった。宮の宿の....