七面山[語句情報] » 七面山

「七面山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

七面山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
も滑れそうだが大変急だ。先頭のウ氏が遠く聳えた鋭い山を指して「あれも登りました、七面山です」という。登る山はいくらでも控えている。残念だがまだどれもわが足の下に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
がみんな片葉になって西の方へ向いていたということでござんす」 身延《みのぶ》と七面山《しちめんざん》の間の裏山を越えて薬袋《みなえ》というところへ出た時分に、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
負《お》うた女。 「その馬はこれからどちらへ行きます」 「これから三里村を通って七面山《しちめんざん》の方へ参るのでござんす」 「はて、それでは少し方角が違うけ....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
のていたらく……戌亥の方に入りて二十余里の深山あり。北は身延山、南は鷹取山、西は七面山、東は天子山也。板を四枚つい立てたるが如し。此外を回りて四つの河あり。北よ....
春の大方山」より 著者:木暮理太郎
残っていた。曇っている東の方に引きかえて、霽れた西の空には、真黒に針葉樹を鎧うた七面山の尨大な山容が望まれ、行手には天子山脈の天子ヶ岳が尖った頂上を徂来する雲の....