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七音
「七音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七音の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
の他の仮名は、おのおの一つの音に相当する故、すべて四十七の音にあたる。合せて八十
七音となる。 奈良朝においては、以上八十七の音が区別され、当時の言語は、これ....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
するのは、三十一音字の短歌である。この短詩の形式は、五七律を二度繰返して、最後に
七音の結曲《コダ》で終る。それは語数律の単調を避け得べき、最も短かい形式である。....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
しきりに用いているのがおもしろく、特に結句の「いざ・せ・小床に」というのはただの
七音の中にこれだけ詰めこんで、調子を破らないのは、なかなか旨いものである。 ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
。 この笛の譜と称するもので、最も多く現れるのは、ウ、ト、ヒ、ヤ、リ、ル、口の
七音の組合せによるものである。これを組合せたものは全部で次の通りになる。 ヒ行....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
しめ印象を明瞭ならしむるにはこれを用いて効多し。蕪村は巧みにこれを用い、ことに中
七音のうちに簡単なる形容を用うることに長じたり。 水の粉やあるじかしこき後家の....
「俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
ずになろうが、とにかく十七字ということに準拠するわけになる。またある人はこれを十
七音字という。音という一字を入れてわざわざ十
七音字の文学という人があるが、あるい....