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万八
「万八〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
万八の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
せんが、それでもなお、どこか浮世絵じみた美しさが残っていたものです。現にその日も
万八《まんぱち》の下を大川筋へ出て見ますと、大きく墨をなすったような両国橋の欄干....
「予報省告示」より 著者:海野十三
して低迷するに過ぎざるや、目下のところ予報資料不足のため推定しがたい。 人暦一
万八百年 地球は今や第五氷河期の惨禍より脱するに至った。 気候は殆んど正常に....
「夜行巡査」より 著者:泉鏡花
る一式の法則あり。交番を出でて幾曲がりの道を巡り、再び駐在所に帰るまで、歩数約三
万八千九百六十二と。情のために道を迂回《うかい》し、あるいは疾走し、緩歩し、立停....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
一万二千九百三十五柱 深川猿江公園 一万二千七百九十柱 を筆頭に、合計七
万八千八百五十七柱(姓名判明セルモノ、八千五十三柱)。 十月二十八日 ◯光文社....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
るほどのこともございませんでした。勿論、八月の朔日から九月の末までに、江戸中で二
万八千人も死んだと云うのでございますから、その噂だけでも実に大変で、さすがの江戸....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
礫にせられたのは、有名な話であるから略する。 五月十八日、信長家康両旗の援軍三
万八千、長篠の西方|設楽の高原に、山野に充ちて到来した。 しかし、此の時の武田....
「小田原陣」より 著者:菊池寛
過半を割いて救援させて居る。欺くして戦線の兵は次第に増大し、海陸の兵数は実に十四
万八千人に上った。併し流石に天下の名城だけに、小田原城の宏大さは一寸近寄り難い。....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
書きで、片仮名がかいてあり、その横に漢字をあてて書きそえてあった。 “……高度二
万八千メートルニ達セシトコロ、突然|轟音トトモニハゲシキ震動ヲ受ケ、異状ニ突入セ....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
方からは一|顆の養殖真珠も出てこなかった。 老人レッドは、命ぜられるままに、十
万八ルーブリの税金を支払った。十万ルーブリは真珠の関税、残りの八ルーブリが鼠の超....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
…と、あわれなまでにあわてて送金して来た向きもあった。 そうして集まった金が一
万八千円ばかり、これで資金も十分出来たと、丹造は思わずにやりとしたが、すぐ渋い顔....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
十九日がどうかしたかね。」 「どうのこうのって、真面目なんだ。いけ年を仕って何も
万八を極めるにゃ当りません。」 「だからさ、」 「大概御存じだろうと思うが、じゃ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
とアイルランドはこれを除く)、大教正の年給、一人は一万五千ポンド(わが金およそ九
万八千円)、一人は一万ポンド、英国所領地にある僧侶の数は、教正六十五人、平僧三千....
「西航日録」より 著者:井上円了
イガーヒルをさること百二十マイル以上ありという) 第二、カンチェンジュンガ峰(二
万八千百五十六フィートにして前にすでに記せり) 第三、ジャヌー(Janu)峰(二....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
イル、百二十万千七十人 (三) クイーンズランド州、六十七万五百方マイル、四十九
万八千百二十九人 (四) サウス・オーストラリア州、九十万三千六百九十方マイル、....
「果物の幻想」より 著者:小川未明
のに、より良い種のあることなど知らなかったのでした。これにつけて、忘れ難きは、四
万八千日の日に、祖母は、毎年のごとく、頭痛持ちの私にお加持をしてもらうべくお寺へ....