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「万国公法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

万国公法の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ない。当時漢訳から来た言葉ではあるが、新熟語として士人の間に流行して来た標語に「万国公法」というがある。旧を捨て新に就こうとする人たちはそれを何よりの水先案内と....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
之、箕作麟祥の四先生に負うところが最も多い。津田先生の「泰西国法論」、西先生の「万国公法」、加藤先生の「立憲政体略」「真政大意」「国体新論」および「国法汎論」、....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
捌くことなし、外国と通商条約を取結びながら、或る産物を或る一国に専売するがごとき万国公法に違反したる挙動ならずやとの口調を以て厳しく談じ込まれたるが故に、政府に....
学者安心論」より 著者:福沢諭吉
らい、経済学に志す者は大蔵省を目的とし、工学を勉強するは工部に入らんがためなり。万国公法を明らかにするは外務の官員たらんがためなり。かかる勢にては、この書生輩の....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
、人智いよいよ開くれば交際いよいよ広く、交際いよいよ広ければ人情いよいよ和らぎ、万国公法の説に権を得て、戦争を起こすこと軽率ならず、経済の議論盛んにして政治・商....
暗黒星」より 著者:黒岩涙香
の事務という事務は悉く機械の作用の如く完全に達せられる。戦争の如きも無くなった。万国公法が極点まで進歩して一切の条項が完備したから、国と国との間にどの様な問題が....