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万国博覧会
「万国博覧会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
万国博覧会の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》は山高石見守《やまたかいわみのかみ》をお傅《もり》として、仏蘭西《フランス》の
万国博覧会を視察に出かけるような世の中になりました。その随行としては杉浦愛蔵、保....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
然そびえていた、エジプトの大|墓窟《ぼくつ》、ノールウェーの農家、修道院、城楼、
万国博覧会の層楼、生気のない顔と一つの巨大な眼をもってる、地面にもぐり込んだ無脚....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
めかもしれない。 ほかに実写が二つ三つあつた。一つはサンフランシスコかどこかの
万国博覧会であろう。大きな人工的な池がある。天よりも高いところから池の水面に達す....
「野萩」より 著者:久生十蘭
うれしそうに手を拍《う》って、 「ちょいと、あれ、エッフェル塔でしょう……巴里の
万国博覧会といって、よくあの写真を見せられたもんだった。おやおや、なつかしいこと....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
だ非常にまじめな服だった。ふきだしたくなるほどマジメな服なんだ。一九〇〇年のパリ
万国博覧会の絵葉書……ごてごてに造花をつけた大きなボンネットをかぶって、柄の長い....
「増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
随分たんまりと尊王方の米櫃は重くなったのであろうと考える。 一両年来、芝公園を
万国博覧会の会場敷地にしたらよかろうという議のあるのを聞く。二年後のオリンピック....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ている。パリでもかなり評判が好い。ところで、来年の春にはパリに博覧会(一八八九年
万国博覧会)が開かれるので、同所に店のある関係上、出品をしないわけに行かない。ま....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
繻子《しゅす》のズボンに真紅《まっか》な靴下、固い立襟に水兵服、喉まで締め上げた
万国博覧会時代の両前の上着。そうかと思うと、何を考えたか扇子《せんす》なんてのを....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
《たちまち》繁栄し幾《いくばく》もなくして一商店を経営するに至りぬ。明治三十三年
万国博覧会の巴里に開設せられし時、駐仏公使|曾根荒助《そねあらすけ》に推挙せられ....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
と踵《きびす》を返した。 鮫ヶ橋の貧民窟は一時|代々木《よよぎ》の原《はら》に
万国博覧会が開かれるとかいう話のあった頃、もしそうなった暁《あかつき》四谷代々木....
「ユモレスク」より 著者:久生十蘭
に手を拍《う》って、 「ちょいと、あれエッフェル塔でしょう……明治四十年の巴里の
万国博覧会といって、よくあの写真を見せられたもんだった。おやおや懐しいこと」 ....