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「万客〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

万客の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
町様(おん箸入)に、象牙が入って、蝶足の膳につかなくっちゃ。……もっともこの箸、万客に通ずる事は、口紅と同じだがね、ははは。」 「おって教授に預ろうよ。そんな事....
今戸心中」より 著者:広津柳浪
込み、まだ温気《あたたかみ》のある布団《ふとん》の上に泣き倒れた。 六万客《ばんきゃく》の垢《あか》を宿《とど》めて、夏でさえ冷やつく名代部屋の夜具の....