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「万水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

万水の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
「よくも、ここまで」 われながら関羽はそう思った。 しかもまだ行くての千山万水がいかなる艱苦を待つか、歓びの日を設けているか? ――それはなお未知数といわ....
三国志」より 著者:吉川英治
て馬の背の荷物のうちから一箇の筥を取寄せた。 蓋を開いて、これを展じれば、千山万水、峨々たる山道、沃野都市部落、一望のうちに観ることができる。すなわち、彼が蜀....
三国志」より 著者:吉川英治
だ踏んで上庸を去った。そして罵り罵り馬に鞭打って、はるか成都へさして馳けた。千山万水、道はいかに遠くても、この上は漢中王へ直々に救いを仰ぐしかないと決意したから....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
急速度に降りてゆく。お互いは急に陽気になった。 ゲジョ山だの飛鳥だのという千山万水の数十キロを、またたくまに走破して、麓近くで「小坂村郵便局」とあるのを、ちら....