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万緑叢中紅一点
「万緑叢中紅一点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
るばかりの美形《びけい》がいち人、突如として正面お座席近くに姿をみせて、文字通り
万緑叢中紅一点のあでやかさを添えましたので、いぶかしさに打たれながら主水之介も目....
「地水火風空」より 著者:豊島与志雄
はははは、変な顔をしているね。間抜けじゃないか。俗悪な銅像や石像が並んでる中に、
万緑叢中紅一点という碑があるのを知らないのか。」 「へえー、紅一点……。」 「あ....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
な時代の、ある初夏の真昼。 多くの酔客通人を乗せて隅田川へ漕ぎいでた屋根舟に、
万緑叢中紅一点、婀娜《あだ》な柳橋の美妓があった。 飲めや歌えや。いまだその頃....