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「万馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

万馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
家庭の幸福」より 著者:太宰治
談じゃない。どだい、あんな質問者とは、頭の構造がちがいますよ。何せ、こっちは千軍万馬の、……」 すこしお世辞が過ぎたのに気づいて下僚は素早く話頭を転ずる。 「....
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
したいという、本能的な欲求を持っているんだ。 そして、労働者は、生きたまま、何万馬力の電動機によって運転されている「挽《ひ》き肉器」の中へと、スクルーコンベー....
パンドラの匣」より 著者:太宰治
口真似をしてからかった。 「大きくはないけど、強いんだ。すごい馬力だ。たしかに十万馬力くらいだった。」 「さては、いまのは原子トラックかな?」お母さんも、けさは....
柿の種」より 著者:寺田寅彦
挿画や通俗的な図解で飾られてリリュストラシオンに載せられている。七万九千トン十六万馬力、船の全長三百十三メートル。食堂、社交室、喫煙室の壮大はもちろん、劇場、教....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
になって、風さえ強く吹きいで、戸障子の鳴る響すさまじく、怒りたける相模灘の濤声、万馬の跳るがごとく、海村戸を鎖して燈火一つ漏る家もあらず。 片岡家の別墅にては....
戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
た大机のむこうに、鋭い青銅色の眼をした老紳士が控えている。背広を着ているが、千軍万馬《せんぐんばんば》の軍人らしい風格、これが有名な「第二号の人」だった。尖《と....
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
及び、「あいや才助ェ、そちゃこの直高を愚昧と思うか、やさ、盲目と見たかァ……千軍万馬の中往来なし、刀傷か槍傷かァ、それ見わけのつかぬ直高と思うやッ!」……と、ま....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
常一様、武勇一点張りのものでは無い、其大軍といい、一般方針といい、それから又千軍万馬往来の諸雄将の勇威と云い、大剛の士、覚えの兵等の猛勇で功者な事と云い、北条方....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
ぽんと抜けて、ゴンゴラ将軍の手に残っただけのことであった。 「ひゃーっ」 千軍万馬の将軍も、これには胆を潰し、博士の一本脚――ではない実は超長靴を、絨毯の上に....
火星兵団」より 著者:海野十三
でありながら、こうして、火星兵団とたたかっているところをみると、どうみても、千軍万馬をひきいる無敵の老将軍のおもかげがある。たのもしいかぎりである。 かんがえ....
能ぎらい/能好き/能という名前」より 著者:夢野久作
現をする人々が多々あるので、そうした実例は十字街頭の到る処に発見される。 千軍万馬を往来した将軍の風格、狂瀾怒涛に慣れた老船頭の態度等に現わるる、犯すべからざ....
丹下左膳」より 著者:林不忘
イヤ、男を相手にして強い男に限って、女には手もなくもろいのがつねだ。 千軍万馬のお蓮様、そこらの呼吸《こきゅう》をよっく心得ている。 だが、なんぼなんで....
決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
が咎めてか、筆紙を取りよせて一句示した。 身は童貞にして清風あふれ 千軍万馬退くを知らず 「キザなことは、よせ」 余はその紙片を破ってすてた。眼下に日....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ずに、お部屋へ戻って、ねてしまったんです」 あゝ云えばこう云うという口では千軍万馬の強者と見てとったから、お槙に向って真ッ正面から何をきいたところで埒はあかな....
春泥」より 著者:久保田万太郎
業の貴さだった。田代のようなふところ子にしてそうだから、小倉や三浦のような、千軍万馬往来の、そういうビタのなかにも永年いたことのあるものにはなおのことそうだった....