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三の松
「三の松〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三の松の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「元禄十三年」より 著者:林不忘
きの松と呼んでおります。これから考えつきまして、扇面いっぱいに、三万三千三百三十
三の松の絵を、梨地蒔絵《なしじまきえ》で、幸阿弥《こうあみ》風に――面倒な注文で....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
から出かかった頭が二つ……妙に並んだ形が、早や横正面に舞台の松と、橋がかりの一二
三の松が、人波をすかして、揺れるように近々と見えるので……ややその松の中へ、次の....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
る、天晴快き見得なるかな。 囃子の音|止み寂然となりぬ。粛然として身を返して、
三の松を過ぎると見えし、くるりと捲いたる揚幕に吸わるるごとく舞込みたり、 「お茶....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
に、お悦に背を支えられて、しかし静に、橋がかりを引いて行く。……一の松、二の松、
三の松に、天人の幻が刻まれて、その影が板羽目に錦を映しつつ、藻抜けて消えたような....