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「三下り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三下りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金銭無情」より 著者:坂口安吾
いて、いきなり万年筆を持ちだして紙キレへせかせか何か書きだした。おやおや、これが三下り半といふ奴かと思つてゐると、さうぢやなくて、美人女給募集といふ新聞広告の文....
巷説享保図絵」より 著者:林不忘
」 お高は、いつのまにか真っ蒼な顔になっていた。 六 「なに、三下り半をよこせってえのか」 「はい。さようでございます」 「読めた。そいつを取....
随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
くりこむ気で景気をつけようぜと、ちゃちゃちゃんちゃんら、ちゃらちゃらちゃんなぞ、三下りさわぎの口三味線もおかしく、とど、両名大はしゃぎにはしゃぎだして、焼場の板....
ながうた勧進帳」より 著者:酒井嘉七
い文句と、新しいのとが唄本に並べて記されていたものでございます。つまり菖蒲浴衣の三下り、 ※水に色ある 合花あやめ の様でございます。つまり、向って右側には....
おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
懸って音調(ふしがあるという意味ではない。)の上にあることを信ずるのである。故に三下りの三味線で二上りを唄うような調子はずれの文章は、既に文章たる価値の一半を失....