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「三体詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三体詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
者に訊ねると、『こんな物がある。』といって、古本を一、二冊出してくれた。その中に三体詩の零本があったから、枕頭の灯を挑《かか》げて、『行尽江南数十程、暁風残月入....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
。詩に関しては早くから稽古を始めたらしく、幼少のとき紹印蔵主という者に就いて、『三体詩』の読習を受けたことを、文明十年の日記に叙して、すでに十二年を隔てて今日相....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
すくなかったのね、各時代を通じて二三首ですって。支那では歴代の集、「唐詩選」、「三体詩」、「唐宋詩醇」のようなものには一つも女の作品はいれなかったのだそうです。....
妾宅」より 著者:永井荷風
求められまい。論より証拠、先ず試みに『詩経』を繙《ひもと》いても、『唐詩選』、『三体詩』を開いても、わが俳句にある如き雨漏りの天井、破《やぶ》れ障子《しょうじ》....
十六、七のころ」より 著者:永井荷風
から父の手紙を持って岩渓裳川《いわたにしょうせん》先生の門に入り、日曜日ごとに『三体詩』の講義を聴いたのである。裳川先生はその頃文部省の官吏で市ヶ谷見附に近い四....
日和下駄」より 著者:永井荷風
り嬉しいからである。 同じ荒廃した光景でも名高い宮殿や城郭《じょうかく》ならば三体詩《さんたいし》なぞで人も知っているように、「太掖勾陳処処疑。薄暮毀垣春雨裏....