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「三作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三作の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文芸の哲学的基礎」より 著者:夏目漱石
ても、これを全体として見るとやはり知情意の三つを含んでいる場合が多い。だからこの三作用を截然《せつぜん》と区別するのは全く便宜上《べんぎじょう》の抽象である。こ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
をして駭いたことであろうか。いや、あとで、黄一郎親子が、マスクの裏に記された「弦三作」の銘に気がついたなら、どのように叱驚することだろうか。 しかし、そのとき....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
草から小梅の方へまいろうと存じまして、実は頼合せてまいりました」 梅「然うかえ、三作はお前の相役だね」 大「へえ左様でござります、えゝ春部さま、貴方少々伺いたい....
新しい文学の誕生」より 著者:宮本百合子
一作の書かれた動機のかげにあった一つのぼんやりしたバネであったにすぎない。二作、三作、ましてそれで儲かって書きつづけてゆく作品のモティーヴになってはいない。 ....
虫喰い算大会」より 著者:海野十三
も二十年来これを愛好し、時にはこれを探偵小説に組立てて書いたこともあった(海野十三作『暗号数字』)。 本書の中には、「虫喰い算」の親類筋にあたる「覆面算」もい....
『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
は科学小説三篇を書き下ろしていたのである。本篇はその一つである。 右に続いて第三作『三角形の秘密』を書いた。これも勿論、同誌の科学大衆文芸欄に出たものである。....
小説 円朝 あとがき」より 著者:正岡容
七年の月日が経つ。その間に「慈母観音」「圓太郎馬車」「弟子」とさらに圓朝をめぐる三作を私は得た。 ことに「圓太郎馬車」は巧拙の問題を別に、今日のこうした境涯に....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
正直にいったら『浮雲』も『其面影』も『平凡』も皆未完成の出来損ないである。あの三作で文人としての名を残すのは仮令文人たるを屑しとしなくてもまた遺憾であったろう....
「廃墟」について」より 著者:三好十郎
「廃墟」について 三好十郎 敗戦後一年ぐらいたってから書いたもので、この巻の三作品の中では最も古い。 敗戦の年の八月十五日、天皇の放送があると言うので、―....
ちょうと怒濤」より 著者:小川未明
けました。そして、たちまち怒涛は、ちょうをのんでしまったのです。 ――一九二二・三作――....
金魚売り」より 著者:小川未明
故郷の圃でばらの花を造って暮らしたいと思っていたからであります。 ――一九二七・三作――....