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三十三番
「三十三番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三十三番の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
1 その第
三十三番てがらです。 朝ごとに江戸は深い霧でした……。 これが降りるようにな....
「旧主人」より 著者:島崎藤村
まあ、遠方ですねえ」 「わしらの方は皆こうして流しますでござります。御詠歌は西国
三十三番の札所《ふだしょ》々々を読みましてなア」 「どっちの方から来たんですね」....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
に臥し山に寝、或は地蔵堂観音堂などに寝て、そりゃもう難行苦行を積まなけりゃア中々
三十三番の札を打つ事は出来ぬもんじゃ、何う云うものだえ、巡礼に出るのは」 繼「は....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
という一首を、九品仏《くほんぶつ》の堂上の額に題して去った。 東海、東山、西国
三十三番、大阪より播州に進み、作州に入って津山城下より下津井に下って船により、四....
「盗まれた手紙」より 著者:佐々木直次郎
く、私は友人C・オーギュスト・デュパンと一緒に、郭外サン・ジェルマンのデュノー街
三十三番地四階にある彼の小さな裏向きの図書室、つまり書斎で、黙想と海泡石のパイプ....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
にござります」 「『こ』という意味? どうしてそうなる?」 「いろは四十八文字の
三十三番目が『こ』の字にあたるからと申しますことで」 「ははアなるほど」 「山岸....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
サッと切破いた、返す、ただ、一剃刀で。 この事があってから、婆さんの尼は、坂東
三十三番に、人だすけの灸を施し、やがては高野山に上って更に修行をすると云って、飄....
「澪標」より 著者:外村繁
江守護、六角、佐佐木氏の居城のあった観音寺山がある。その山頂にある観音寺は西国第
三十三番の札所である。西方の一峰は明神山と呼ばれ、その中腹に古刹、石馬禅寺がある....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
、白い脚半も汚れて鼠色に成ったのを掛け、草鞋を穿き、余程旅慣れた姿の汚ない姿で、
三十三番の内美濃の谷組の御詠歌を唄ってまいりましたが、巡礼の御詠歌を唄うは憐れな....