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三十二相
「三十二相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三十二相の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
縁経』十二に出て居る。仏鷲頭山に在った時|波羅奈《はらな》王の輔相一男児を生むに
三十二相備わり満身紫金色で相師感嘆す、その母素性良善ならず、しかるにこの子を姙ん....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ッといくらか気が遠くなるだろうと思われるのに、次から次へと姿を見せる者は、まこと
三十二相兼ね備わった粒よりの逸品ばかりでしたので、生来肝のすわっていない伝六がこ....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
の仮面と云う様な塩梅《あんばい》で、生きた人間の顔としては余り規則が正し過ぎる。
三十二相極めて行儀好く揃って居る。若しや此の女は何か護謨《ごむ》ででも拵え屈伸自....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
からね」
「なに、あの女の手を」今度は検事が驚いてしまった。「だが、仏像に関する
三十二相や密教の儀軌についての話なら、いつか寂光庵で聴かせられたと思ったがね」
....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
じょう》色で身の丈八丈、面色同等長短また等し。通歯とはいわゆる一枚歯だろう。仏の
三十二相の第二は螺髪《らほつ》右旋《うせん》、その色紺青(『方広大荘厳経』三)、....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
篤志の方はまた別にあるといの。 聞かっしゃれ。 その奥様は、世にも珍らしい、
三十二相そろわしった美しい方じゃとの、膚があたたかじゃに因って人間よ、冷たければ....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
真俳優三階興《はいゆうさんがいきょう》 二冊 三馬撰 享和元年板 三戯場俳優
三十二相 一冊 馬琴撰 享和二年板 役者此手嘉志波《やくしゃこのてかしわ》 ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
に生れた方で全く仏陀にはお遇い申すことが出来なかった。で、ある時真の仏陀すなわち
三十二相、八十種好を備えたる金色円満の仏陀の姿を見たいものだが、さてどういう方法....