三十八度線[語句情報] » 三十八度線

「三十八度線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三十八度線の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ことの真実」より 著者:宮本百合子
兵士の素朴な人間ぽさなども、それがそうであったように語られている。北鮮の新幕から三十八度線をこえて開城につくまでの徒歩行進の辛苦の描写は強烈で、一篇のクライマッ....
新しいアジアのために」より 著者:宮本百合子
共和国との間にはさまっているために、せまいように見える蒙古人民共和国があります。三十八度線を区ぎりとして、北朝鮮の人民共和国が見えます。その東に、太平洋に弓なり....
冒した者」より 著者:三好十郎
ませんか。朝鮮で起きている事は本質的には日本でも既に起きている。目には見えないが三十八度線は日本内地にも引かれている。それを境目にして、その向う側の第一の勢力と....
望郷」より 著者:服部之総
めてくれた友人の先見の明に、私は心から敬意を表したのであるが「危険地帯」北海道の三十八度線化を予想する手あいの先見について、何と評したものであろうか? ともかく....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。ただ、敬神というだけのものではない。この地上への大きな愛情でもある。 朝鮮の三十八度線は、まだ酸鼻をきわめて戦われていたころだったし、ぼくは今、国宝館を出て....