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三叉路
「三叉路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三叉路の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
彼はすゞの身を案じた。ここは、膠済鉄路が青島から西に向ってのび、津浦線と相合して
三叉路を形作っている。その要衝に陣取っていた。 幹太郎は、ここから、青島まで、....
「晩夏」より 著者:堀辰雄
も当分このまま保ちそうで、薄日が相変らず射したり消えたりしている。私達は暫くその
三叉路《さんさろ》のところでぐずぐずしていたが、いつまでもそうしていてもしようが....
「白い花赤い茎」より 著者:田中貢太郎
、ただ逃げては追っかけられるから、私が前へ便所へ往くようにして出て往って、彼処の
三叉路の処で待っておる、お前も後から便所へ行くと云って出て来て、
三叉路の処へお出....
「女の怪異」より 著者:田中貢太郎
るので、郊外の新開町はひっそりとしていた。 その街路は右の方へ半町ばかり往くと
三叉路になって、左は暗いたらたらおりの街路になり、右は電車の停留場前になって、す....