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三周忌
「三周忌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三周忌の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
義康は安房の侍従と呼ばれた人で、慶長八年十一月十六日、三十一歳で死んでいる。その
三周忌のひと月かふた月前のことであるというから、慶長十年の晩秋か初冬の頃であろう....
「朝の風」より 著者:宮本百合子
。 「何とか云ってた?」 「云わなさすぎるんですよ、行って来たにしては。勉さんの
三周忌だったのに。ひょっとしたら、うっかり忘れてしまったんじゃないのかしら」 ....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
小康を得ていた。さっぱり要領を得ないように母をごまかしておいた。先方にも、亡父の
三周忌がすんでからでも、という肚があったらしい。ところへ、思いがけないことが起っ....
「前妻の怪異」より 著者:田中貢太郎
。 後妻はまた夫を促して、児を伴れ、毎月必ず前妻の墓へ往った。そのうちに前妻の
三周忌が近くなった。その時、児は夜半に便所へ起きる癖がついていた。その夜も児が例....
「昔のことなど」より 著者:上村松園
誰に貸したものか貸し忘れて残っていないのは残念です。 楳嶺先生の一周忌でしたか
三周忌でしたか、御苑内で遺作と一緒に弟子孫弟子の作品を並べたことがありまして、そ....
「死児を産む」より 著者:葛西善蔵
させたのであるが、その時は幸いに無事だったが、月から計算してみて、七月中旬亡父の
三周忌に帰郷した、その前後であるらしい。その前月おせいは一度鎌倉へつれ帰されたの....