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「三問〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三問の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
一種の妖気を帯びている。何か心あたりがありますか」 劉も最初は隠していたが、再三問われて遂に白状した。 「実は妾を置いています」 「それで判りました」と、道士....
十二支考」より 著者:南方熊楠
村人に聞いたは、強盗盛んな年は、家に小銭を多く貯え置く、泥的御来臨のみぎり、二、三問答の上、しからばやむをえない、貴公らに金を仮りたとあっては相済まぬ、少々なが....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ことはできない。 かくて伊東は、満ちきった気分を以て橋を渡りきって、いよいよ再三問題の、南側の火事場あとの板囲いのところへさしかかったのであります。 これよ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
従って判断しつつ、白雲は画帖のわきへ幾つも書き並べて、なおわからないところは、二三問いただしているうちに、さいぜんのあの一つの不快な、さげすまれの語源を知ること....
東上記」より 著者:寺田寅彦
見え隠れするを向いの商人|体の男に問う。何とか云いしも車の音に消されて判らず。再三問いかえせしも訛の耳なれぬ故か終にわからず。気の毒にもあり可笑しくもあれば終に....
虫喰い算大会」より 著者:海野十三
珠玉のような虫喰い算の味が十分は味えないと思う。 四問題のうち、初めの二問題か三問題は比較的やさしいが、後に出て来るものは大分むつかしくなっている。 また最....
次郎物語」より 著者:下村湖人
うに思えたので、彼はいよいよ落ちついて鉛筆を動かしはじめた。 最初に手をつけた三問だけは、わけなく出来た。次に手をつけたのが、小数や分数がごっちゃになっている....