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「三国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
まま、さっきから書見に余念がない。書物は恐らく、細川家の家臣の一人が借してくれた三国誌の中の一冊であろう。 九人一つ座敷にいる中《うち》で、片岡源五右衛門《か....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
産の最大重要要素は今日以後は特に人的資源である。日本海、支那海を湖水として日満支三国に密集生活している五億の優秀な人口は、真に世界最大の宝である。世人は支那の教....
一つの世界」より 著者:伊丹万作
力では真の意味の独立が困難になってきたのだ。 現在すでに真の独立国は英・米・ソ三国にすぎなくなっている。他の独立国は実は名のみで三つのうちいずれかの国にすがら....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
) 穴隈鉱蔵(県の代議士) 劇中名をいうもの。――(白山剣ヶ峰、千蛇ヶ池の公達)三国岳の麓の里に、暮六つの鐘きこゆ。――幕を開く。 萩原晃この時|白髪のつくり、....
伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
に、心の騒いだのは争われない。……涼傘を置忘れたもの。…… 森を高く抜けると、三国|見霽しの一面の広場になる。赫と射る日に、手廂してこう視むれば、松、桜、梅い....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
、呼吸を練り、気を鍛え、やがて、件の白蔵主。 那須野ヶ原の古樹の杭に腰を掛け、三国伝来の妖狐を放って、殺生石の毒を浴せ、当番のワキ猟師、大沼善八を折伏して、さ....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
ただ、招魂社辺の蝉の声が遠く沁込む、明放しの三間ばかり。人影も見えないのは、演義三国誌|常套手段の、城門に敵を詭く計略。そこは先生、武辺者だから、身構えしつつ、....
凧の話」より 著者:淡島寒月
磨、月浪、童子格子、日の出に鶴、雲龍、玉取龍、鯉の滝上り、山姥に金太郎、或いは『三国志』や『水滸伝』の人物などのものがある。また字を書いたのでは、鷲、獅子、虎、....
風波」より 著者:井上紅梅
る。彼は学問があるのでいささか遺老の臭気がある。彼は十何册ほどの金聖歎の批評した三国志を持っている。坐っているときにはいつも一字々々拾い読みして、五虎将の姓名を....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
。 だが、この両管領との合戦記は、馬琴が失明後の口授作にもせよ、『水滸伝』や『三国志』や『戦国策』を襲踏した痕が余りに歴々として『八犬伝』中最も拙陋を極めてい....
遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
これを思うに、人界に触れたる山魅人妖異類のあまた、形を変じ趣をこそ変たれ、あえて三国伝来して人を誑かしたる類とは言わず。我国に雲のごとく湧き出でたる、言いつたえ....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
た鳥は、下積に船に積まれて、北海の浪に漾ったのでしょう。けれども、汽車は、越前の三国、敦賀。能登の富来、輪島。越中の氷見、魚津。佐渡。また越後の糸魚川、能生、直....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
、落日残灯の下に往時の隆盛を追懐してやまざるがごとし。ドイツ、イギリス、アメリカ三国はヤソ新教の国なるも、近来旧教すなわちローマ宗の旧燼再び火勢を生ずるに至り、....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
遠望を放つも、山影の目に触るるなし。同市は人口五十一万四千を有し、スカンジナビア三国中の最大都なり。毎夕チボリー園内には、納涼および遊覧者群集す。そのうちには種....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
たのである。 五月十日攻勢を開始すると、先ず和(オランダ)、白(ベルギー)、仏三国の主要飛行場を空襲して大体一両日の中に制空権を得て、主として飛行機と機械化兵....