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三国伝来
「三国伝来〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三国伝来の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
、呼吸を練り、気を鍛え、やがて、件の白蔵主。 那須野ヶ原の古樹の杭に腰を掛け、
三国伝来の妖狐を放って、殺生石の毒を浴せ、当番のワキ猟師、大沼善八を折伏して、さ....
「小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
けているが、寡聞にして未だ見あたらない。日本の怪談は九尾の狐ばかりでなく、大抵は
三国伝来で、日本固有のものは少ないのであるから、これも何か支那の小説か伝説がわが....
「遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
これを思うに、人界に触れたる山魅人妖異類のあまた、形を変じ趣をこそ変たれ、あえて
三国伝来して人を誑かしたる類とは言わず。我国に雲のごとく湧き出でたる、言いつたえ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
た。法を求むるの一事を祈る為であった。この寺の本尊、釈迦善逝《しゃかぜんせい》は
三国伝来の霊像である。 法然は如何なる大巻の文と雖《いえど》も三遍それを見ると....