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「三国時代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三国時代の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
かのように」より 著者:森鴎外
とは違う。内に眠っている事業に圧迫せられるような心持である。潜勢力の苦痛である。三国時代の英雄は髀《ひ》に肉を生じたのを見て歎《たん》じた。それと同じように、余....
竹青」より 著者:太宰治
富が無くて、仕合せだなあ。」と小声で言って、眼を閉じた。 この湖畔の呉王廟は、三国時代の呉の将軍|甘寧を呉王と尊称し、之を水路の守護神としてあがめ祀っているも....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
までもなく、この時代の蜀は正統ではありません、乱世に乗じて自立したものですから、三国時代の蜀と区別するために、歴史家は偽蜀などと呼んでいます。その偽蜀に仕えてい....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
郭子儀の祠である。郭子儀がどうしてこんな所に祀られているのか判らない。他の一つは三国時代の袁紹の部将の顔良を祀ったもので、これもその由来は想像しかねるが、土地の....
竹青」より 著者:田中貢太郎
呉王廟の中へ入って往った。そこは洞庭のうちになった楚江の富池鎮であった。呉王廟は三国時代の呉の甘寧将軍を祀ったもので、水路を守る神とせられていた。廟の傍の林には....
十二支考」より 著者:南方熊楠
王寺に来たらしむ云々、これ浮屠《ふと》通家説を窃みこれを造るのみ〉とあれど、遠く三国時代に訳された『六度集経』に、羅摩王物語を出して猴王(スグリヴァ、上出)衆を....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
る。当時これら南朝の諸国に当つるに「呉」の称を以てしたことは、これらの諸国が古え三国時代の呉国の域に当るが為めで、それはつとに百済人等の用いたところをそのままに....
三国志」より 著者:吉川英治
じた。 閑話休題―― 千七百年前の支那にも今日の中国が見られ、現代の中国にも三国時代の支那がしばしば眺められる。 戦乱は古今を通じて、支那歴史をつらぬく黄....