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三塔
「三塔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法然行伝」より 著者:中里介山
た。最初からその雲行が険難であったが、終《つい》に元久元年の冬、山門大講堂の庭に
三塔会合して専修念仏を停止《ちょうじ》すべしということを議決して、座主《ざす》の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
った。山門はいまや堅固な城塁と何の変りもなかったのである。ひとたび中堂の大梵鐘が
三塔十六谷を鳴り揺すれば、日ごろ訓練に怠りない三千の僧兵がいつでも雲のごとく武装....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
かし、ここにまたぞろ穏やかでなかったのは比叡山で、南都の大衆にもよびかけ、連日の
三塔会議でさけんでいた。 「仏法の紊れは、国法の紊れ。一禅室の売仏者、夢窓ごとき....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
安嗷訴記』の、 応安元年八月廿五日政所集会議曰、 重可事 来廿八日神輿入洛事、
三塔既令事。 とある記事を知るのみで、いまだ他の史料を発見しえぬが、彼らが東坂....