三大[語句情報] » 三大

「三大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三大の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ここ》へ運ばれたのではないかといっている。そうしてそこは、揚子江、黄河、メーコン三大河の水源をなし、氷河と烈風と峻険《しゅんけん》と雪崩《なだれ》とが、まだ天地....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
階級は奴隷経済の上に抽象的な形而上の瞑想にふけり、宗教の発達を来たした。いわゆる三大宗教はみな亜熱帯に生まれたのである。半面、南種は安易な生活に慣れて社会制度は....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
るものこれである。 芸術と同じく、茶にもその時代と流派とがある。茶の進化は概略三大時期に分けられる、煎茶、抹茶および掩茶すなわちこれである。われわれ現代人はそ....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
「女性」) 新旧東京雑題 東京でいちじるしく廃れたものは祭礼である。江戸以来の三大祭りといえば、麹町の山王、神田の明神、深川の八幡として、ほとんど日本国じゅう....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
ある。こうして西上の志あった者に、武田信玄があり上杉謙信があった。今川義元も亦、三大国を擁して西上の志なかるべからんやである。 義元、先ず後顧の憂を絶つ為に、....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、三人の影像が掲焉として、金縁の額になって顕われたのであるから。 ――青雲社、三大画伯、御写真―― よって釈然とした。紋の丸は、色も青麦である。小鳥は、雲雀....
魚妖」より 著者:岡本綺堂
戸にては早くより天下無双の美味となりしは、水土よろしきゆえに最上のうなぎ出来て、三大都会にすぐれたる調理人群居すれば、一天四海に比類あるべからず、われ六、七歳の....
沼畔小話集」より 著者:犬田卯
も「会議」を開いて彼に忠告した。村長や警察まで心配して――なんとなれば彼は国民の三大義務の一つ、納税なるものを果さなかったので――威嚇した。三反歩の方の地主は強....
迷信解」より 著者:井上円了
るところは易筮のごとく人の決心を定むるに過ぎぬ。その中にて最も多く行わるるは、元三大師の百籤である。余がかつてその鬮を入れたる箱を見しに、寸法に一定のきまりがあ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ンド教徒で、このマナサルワ湖を霊地とし、向うに見えるマウント・カイラスをインドの三大神の一なる塵訶湿婆の霊体として尊崇礼拝して居るのでございます。 それらの人....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
も今日の急務といわざるべからず。 政教子曰く、一国の独立を維持する最も必要なる三大機関、すなわち言語、歴史、宗教は、その性質すでに時間上、変化しやすき人心を変....
西航日録」より 著者:井上円了
遊歩して、フランス歴代帝王の廟所に至る。 ロンドン、パリ、ベルリンは実に欧州の三大都にして、本邦人のはじめて欧州に来たりて耳目を驚かすものは、ただこの三都なり....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
のは、みな意志の強固なりし人なり。ゆえに、余は健康、言語、意志をもって、南米行の三大要件となす。 十一月一日、晴れ。午前八時半、領事館芝崎、菅原両氏とともに電....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
御歌などは後ではなくなったり、神祇・釈教の部が立てられたりしたが、四季・恋・雑の三大部は『古今集』この方、勅撰集の根幹となった。そうした歌集編纂の分類形式にまで....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
すれば、「無明」を憎む憎しみは、やはり生かさなければなりません。 性欲は人間の三大本能(食欲、睡眠欲、性欲)の一つであります。そして他の二欲と違って、年齢によ....