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「三好十郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三好十郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
立って確信的に把握されていないからであろうと思われる。 同じことが、同じ原因で三好十郎の「小豚派作家論」にあらわれていると思う。彼独特の発声法で、中間派作家と....
現代文学の広場」より 著者:宮本百合子
作家・批評家との間に、ちょっとしたやりとりがあって注目をひいた。 その討論に、三好十郎も出場して「小豚派作家論」という題をもつ彼一流の毒舌的な評論をかいた。肉....
しかし昔にはかえらない」より 著者:宮本百合子
。一九三三年に石坂洋次郎が、左翼への戯画としてかいた「麦死なず」と、一九五〇年に三好十郎が書いた「ストリップ・ショウ・殺意」とを見くらべれば、現代文学の傾斜が明....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の辺の新鮮な風景を味いました。明治座八月興行の立看板が出ていて「彦六大いに笑う」三好十郎作、杉本良吉演出、井上正夫、水谷八重子、岡田嘉子などと出ていて、これも面....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
る。こういう技法の結果として必然的に「テレビ劇」というものも考えられる。 私は三好十郎氏の「冒した人」という劇など、テレビでやったら成功するんじゃないかと思っ....
ゴッホについて」より 著者:三好十郎
しゴッホという人間画家の一角に僅かながら爪を立てることだけは出来たと思う。 (『三好十郎作品集』より) ゴッホとのめぐりあい 言うまでもなくこの人は私にとっ....
恐怖の季節」より 著者:三好十郎
派作家某大先生作「彼女がうなる時」という小説がのっていて、あの雑誌には、たとえば三好十郎作「わけのわからん頭痛」と言ったふうの作品がのっていたとすれば、五十人中....
肌の匂い」より 著者:三好十郎
ロつき歩き、知らない人々の間に立ちまじつたり、又は、知り合つてはいても、この私を三好十郎として知つているのでは無い雜多な人々――その中には電車の車掌がいたり、大....
好日」より 著者:三好十郎
明るい。座敷の、上手の広い室(十五六畳)の縁側近く据えた紫檀の机の前に坐っている三好十郎。机の上には、原稿紙とペン、それから今鳴りわたっているオルゴールしかけの....
「廃墟」について」より 著者:三好十郎
「廃墟」について三好十郎 敗戦後一年ぐらいたってから書いたもので、この巻の三作品の中では最も古....
樹氷」より 著者:三好十郎
く続いて、その間にアナウンス。 アナウンスやんで間もなく音楽やむ。 作者 私は三好十郎でございます。私は以前から長野県――信州の山岳地帯が非常に好きで、戦争前....
「その人を知らず」について」より 著者:三好十郎
「その人を知らず」について三好十郎 キリスト教の信条をそのままに素朴に、そして厳格に守るために軍の召集に....
日記より」より 著者:三好十郎
日記より三好十郎 佐々木の奥さんから昨日聞いたことで、ひどく自分を打った話がある。 ....
あとがき」より 著者:三好十郎
けば、演劇も生々とした生命を取り戻し得るかもしれないと思つた。 一九五二年十一月三好十郎....