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「三学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俊寛」より 著者:芥川竜之介
くどう》の教主、十方最勝《じっぽうさいしょう》、光明無量《こうみょうむりょう》、三学無碍《さんがくむげ》、億億衆生引導《おくおくしゅじょういんどう》の能化《のう....
樗牛の事」より 著者:芥川竜之介
一 中学の三年の時だった。三学期の試験をすませたあとで、休暇中読む本を買いつけの本屋から、何冊だか取りよせ....
」より 著者:新美南吉
なかった)人間というものが、いっそうみじめな、つまらないものに思えるのであった。三学期のおわりごろ、ついに兵太郎君が死んだということを、久助君は耳にした。べんと....
自叙伝」より 著者:大杉栄
から、そのノートと大きな仏和辞書と首っ引きで、一人で進んで行った。そして二学期か三学期かの初めに、原書の辞書を渡されてからは、先生の言う通りに分っても分らんでも....
分配」より 著者:島崎藤村
方向を執って、同じ時代を歩もうとしていた。末子は、と見ると、これもすでに学校の第三学年を終わりかけて、日ごろ好きな裁縫や手芸なぞに残る一学年の生い先を競おうとし....
正義と微笑」より 著者:太宰治
ぜしめんが為のみ。」――ラ・ロシフコオ。 ざまあ見やがれ! あさってから、第三学期がはじまります。 張り切って、すすめ! 四月一日。土曜日。 うす曇り....
やんぬる哉」より 著者:太宰治
ぼんやりその人の顔を思い出す程度である。或いは、彼は、私より一級上であったのが、三学年か四学年の時にいちど落第をして、それで私と同級生になったのではなかったかし....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
うものを私は深刻だと思うことができない。そして心細い感に打たれるのである。 第三学期全寮茶話会の夜、私はあなたの演説を聞いた。あなたはまさに本校を去らんとする....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
いのだと考えなおした。 年があらたまって、上級生は次々と動員されて出て行った。三学期に新しい国語の教師をむかえた。女の独身の情熱家であった。私は彼女の浅黒い粘....
ベルリン大学」より 著者:寺田寅彦
一部が教授の死後、わが中央気象台に買取られて保存されている。 ヘルマン教授には三学期通じてずっと世話になって特別の優遇を受けたような気がしていた。二十余年の今....
次郎物語」より 著者:下村湖人
かえって彼を飛んでもない羽目に追いこむことになってしまったのである。 それは、三学期も、もう終りに近いころのことだった。宝鏡先生は、まだ寒いのに、額に汗を浮か....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
取扱方と公共図書館における図書帯出特許票受領手続と公共図書館規程とを授け、 第三学年綴字科において辞書の引き方を授け、本学年より全ての児童をして図書館より特許....
妖怪報告」より 著者:井上円了
的中というよりも、むしろ偶合として可ならん」と。 出典 『哲学館講義録』第一期第三学年第七・八・九・一〇・一一・一六号、明治二三(一八九〇)年三月八・一八・二八....
回顧と展望」より 著者:高木貞治
,フロベニウスの群論を知らずに居たのである. そんな風であったから,ベルリンに三学期もおったけれども,大してこれということもなかった.尤もあの頃は,今と大分時....
寺田先生の追憶」より 著者:中谷宇吉郎
を願いたい先生の下で、一年間研究実験をして卒業することになっていた。それで二年の三学期になると、誰もが真剣になって、研究実験の選択に頭を悩《なやま》すのであった....