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三帰
「三帰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三帰の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
んで好い気になった藤原道長も、寂心を授戒の師と頼んだのであった。何も道長が寂心に
三帰五戒を授かったからとて寂心の為に重きを成すのでは無いが、あの果報いみじくて※....
「二十一」より 著者:坂口安吾
九度、馬鹿らしい話だが、大マジメで、ネジ鉢巻甲斐々々しく、熱にうなり、パーリ語の
三帰文というものを唱え、読書に先立って先ず精神統一をはかるという次第である。之は....
「茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
族にお目にかかり懇な御給仕に預るのも何かの因縁です。折角の機会ですから娘御たちに
三帰を授けてあげましょう。私の唱える通り、みなさんも合掌して唱えなさるがよい」 ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
した。それでだんだんチベットに在るところの仏教の有難い例話などを引いて説教の後に
三帰五戒を授けて遣りましたところがめいめい布施物を上げました。その中に娘が一人居....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
都宮弾正|大弼 仁木義長 千葉大隅守 高ノ越後守|師泰 などだったが二、
三帰らぬ顔もあった。 それにせよ我の十倍以上にものぼる敵が、なんで脆くもついえ....