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「三従〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三従の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
は何々かと云うことになって、知仁勇とか、仁義礼知信とか、忠孝とか、忠君愛国とか、三従の婦徳とか、という徳目(Virtues)が念入りに算え上げられる。で今やこの....
新しい船出」より 著者:宮本百合子
うな女の積極的な判断が行動へあらわれたような例よりも、女は三界に家なきもの、女は三従の教えにしたがうべきもの、それこそ女らしいこととされた。従って女としてのそう....
婦人と思想」より 著者:与謝野晶子
れたのではないか。自分らの解放せられた喜びを忘れて婦人の解放を押え、剰え昔の五障三従や七去説の縄目よりも更に苛酷な百種の勿れ主義を以て取締ろうというのは笑うべき....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
健斎国手がつれて来たおともで、他の二人は伊太夫の従者の若い者でした。 この三乗三従の一行に加うるに、お角さんが庄公を召しつれて、追分まで送ろうというのです。 ....
源氏物語」より 著者:紫式部
だって何だって内大臣の意志を尊重して、私はできる世話だけをする気なのだがね。女の三従の道は親に従うのがまず第一なのだからね。その美風を破るようなことはとんでもな....
新女大学」より 著者:福沢諭吉
て生涯の安心を得せしむるは、是亦《これまた》父母の本意なる可し。古風の教に婦人の三従と称し、幼にして父母に従い、嫁して夫に従い、老して子に従うと言うが如き、徳義....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
恥ずかしめ、かつてこれを咎むる者なきはなんぞや。 『女大学』という書に、「婦人に三従の道あり、稚《おさな》き時は父母に従い、嫁《よめ》いる時は夫に従い、老いては....