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三態
「三態〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三態の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻談」より 著者:幸田露伴
なっていた御客様は出て来ない訳には行きませんでした。中浮と申しますのは、水死者に
三態あります、水面に浮ぶのが一ツ、水底に沈むのが一ツ、両者の間が即ち中浮です。引....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
ものは反発して柔らかい物質となりあるいは全然離れ合ってしまう。これは言わば固液気
三態の原子構造の説明と見られる。 元子が集まって微小な物体を作り、それが集まっ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
すればこの三種は確乎たる別種でなく、どうもポリサックム・ピソカルピウムてふ一種の
三態たるに過ぎぬごとし。因ってこの一つの名もて、白井博士に報じ、その近出に係る『....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
す場合もある。私は芸術学に関した或る権威ある翻訳の中に、三体問題という処を「物質
三態の問題」とか訳しているのを発見したが、三体問題は力学の世界では極めて常識的な....
「三国志」より 著者:吉川英治
なさんとするか、奇兵を求むるか」 「まず正法を以て明らかに戦おう」 「正法の戦に
三態あり。大将を以て闘わしめんか、陣法を以て戦わんか、兵を以て戦わんか」 「まず....