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「三族〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三族の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
経画無し、敬死して余罪ありと。神色|自若たり。死して経宿して、面猶生けるが如し。三族を誅し、其家を没するに、家たゞ図書数巻のみ。卓敬と道衍と、故より隙ありしと雖....
三国志」より 著者:吉川英治
か、袁術の使いが密書を持って、過って呂布の家へそれを届けてきたのじゃ。――で彼の三族も、今し方、残らず刑に処し終った。汝ら朝臣も、このよい実例を、しかと見ておく....
三国志」より 著者:吉川英治
つです。日頃からおよそは、察していましたが、それほどまでにお覚悟あって、君のため三族を捨てて、忠義の鬼とならんと遊ばすお心根なら、この吉平もかならずお力添えいた....
三国志」より 著者:吉川英治
が、その間にまず袁譚の首を、城の北門に梟けて、 「これを見て歎く者があれば、その三族を罰すであろう」と、郡県にあまねく布令た。 ところが或る日、布冠をいただい....
三国志」より 著者:吉川英治
ていた。 曹操が孔明を憎むことはひと通りでなかった。 「草の根を分けても、彼の三族を捕えてこい」 という厳命を発している。命をうけた部将たちは、手下を督励し....
三国志」より 著者:吉川英治
気を予察して、 「もし私的に、二人へ危害を加えなどしたら、その者は大罪に処して、三族をも亡ぼすであろう」 と、かたく盲動を禁じた。 式が終ると、彼は自身足を....