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三旬
「三旬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三旬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
だされたと云い得る。領内の士卒五百名を率いて、白河口の対陣になすこともなく過した
三旬、中山口に兵をかえして、長州の応援を得た秋田藩を破ったときには、国論帰順に向....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
|易《やす》さは、なかなかに自活の業《わざ》の苦しくもまた楽しかりしぞや。かくて
三旬ばかりも過ぎぬれど、女史よりの消息なし。さては人の心の頼めなきことよなど案じ....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
しめんとの事にて、すなわち先生|一家子女と共に老妻諸共、湯本の福住に寓すること凡
三旬、先生に陪して或は古墳旧刹を探り、また山を攀じ川を渉り、世の塵紛を忘れて神洞....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
今回は三月一ぱいを全部記念公演に当てまして、「ノラ」「幽霊」「復活の日」の三曲を
三旬に分ち、築地の誇りとする三演出家の担当のもとに舞台にのせる予定でありました。....