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「三期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三期の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
そうしてついに最高温度に達する。この期間は比較的短くわずかに四〇〇万年である。第三期にはこの星の光力は続いて減じ温度は降るのであるがこの期間に三八〇〇万年が経過....
振動魔」より 著者:海野十三
にサナトリューム療院といえば、極く軽症の肺病患者ばかりに入院を許し、第二期とか第三期とかに入ったやや重症の患者に対しては、この療法が適しないという巧みな口実を設....
自叙伝」より 著者:大杉栄
で互いに覇を争って来た。第二期生では愛知県人の方が少し数が増えた。そして僕等の第三期生では、愛知県人すなわち国のものが二十六名という絶対多数を占めたのであった。....
近時政論考」より 著者:陸羯南
ためのみ、しかしてこの時代は西南戦争によりてとみに一変したるを見る。 第三期の政論 第一 国会期成同盟 兵馬の争いは言論の争いを停止するの力....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
保以前の古に復したいと願ったからであった。言って見れば、木曾谷の沿革には、およそ三期ある。第一期は享保以前で、山地には御役榑すなわち木租を納めさえすればその余は....
黒い地帯」より 著者:佐左木俊郎
園を拓いて、これまで副業にしていた養蚕を純然たる生業にした数家族があった。 第三期は、第二期九箇年の後に、一箇年を置いて始められた。 第一期第二期は何れも鉄....
入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
対しては、徹底的に弾圧の手をゆるめやしないのだ。 なお、そればかりではない。第三期に這入って帝国主義戦争ともなっているのだ。 こういう時にあたって、全国から....
明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
黒岩涙香等は「非戦論」を戦わした。しかし、明治三十六年十月八日、露国の満洲撤兵第三期となった時、戦争はもはや到底避けられないことが明かになるや、黒岩涙香は主戦論....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
数残存するだけで、したがって血族結婚になっているから、ニンシン率が甚しく低くて、三期かけ合せても、一期ニンシンすればよろしい方で、しかも一度に幾匹も生れない。二....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
―――――――――――― 、一八二九年五月十日に死んだ。 研究の三期 ファラデーの研究は始終を通じて、実に四十四年の永きにわたる。すなわち一八....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
業というやつさ。百姓ではいくら骨を折っても追いつく沙汰ではねえからな。俺もこれ、三期ぶっとおしに村長をしてみて、つくづくそう思ったよ。」 大きな松の根ぼっくの....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
三十八年までとすることにしよう。それから明治三十八年から以後明治四十五年までを第三期としたならばよかろうと思う。もっとも第三期の思想の潮流は大正年間まで(すなわ....
暴風雨の夜」より 著者:小酒井不木
からでもあります。いう迄もなく、その恐しい病気のために※ 皆さんは黴毒の二期、三期の患者の世にもみじめな姿を御存じですか。感染してから半ヶ年も過ぎた頃には、顔....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
大暑をおかして豪州に入り、さらに南球の秋に遇う。わずかに一カ月前後にして春夏秋の三期を迎送するは、なんとなく夢のごとくに感ぜらるるなり。 桃李開時去夢、一月送迎....
女の決闘」より 著者:オイレンベルクヘルベルト
にいる人妻のために、正当な恋愛でありましたか、どうでしたか、それはこれから先の第三期の生活に入ったなら、分かるだろうと存じます。わたくしが、この世に生れる前と、....