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三木
「三木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
三木の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
し、三本目の腕を、頭に取り付けるんだとは、考えつきませんでした」 「寒いときは、
三木目の腕を使うに限るですぞ。なにしろ機械腕のことだから、出し放しにしておいても....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
。その四月に歌舞伎座で森鴎外博士の「日蓮辻説法」が上場された。恐らくそれは舎弟の
三木竹二君の斡旋に因るものであろうが、劇界では破天荒の問題として世間の注目を惹い....
「土鼠と落盤」より 著者:黒島伝治
た支柱は、次から次へ、叩きはずした。八番坑の途中に積んでいた塀も突きくずされた。
三木脚の松ツァンは、ひょっくひょっくそこを通り越して息子がへしがれている洞窟へ這....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
、ひろげたりして、右へ右へと大身の槍の槍ヶ岳まで、半天の空を黒く截ち切っている、
三木槍の頭は、尖った岩石の集合体で、両側が殺いだように薄く、そこから谷へずり下り....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
の電話機でかけてくることもあった。 この小屋には、同じ組の二宮《にのみや》君と
三木《みき》君が一番よく遊びに来た。この二人も、そうとうなアマチュアであった。 ....
「三人の師」より 著者:上村松園
金島桂華 加藤英舟 池田遙邨 八田高容 森 月城 大村広陽 神原苔山 東原方僊
三木翠山 山本紅雲 「栖鳳先生の偉大さは?」 と訊かれたら、以上の門下の名前を....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
鴎外)は何でも同じ本は重ねてお綴じになり、表紙を附けてお置きになるし、お兄さん(
三木竹二)は扱いにくいから、別々にして置きたいといって、いつも争いになるのでした....
「百喩経」より 著者:岡本かの子
て支度にかかった。――招待状、英国風の朝飯、その朝すこしの風も欲しい。 恋人の
三木本は約束の時間にやって来た。オースチンリードで出来合いをすこし直さしたモーニ....
「明暗」より 著者:岡本かの子
智子が、盲目の青年北田
三木雄に嫁いだことは、親戚や友人たちを驚かした。 「ああいう能力に自信のある女は....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
事情から、とても芝居|覗きどころの騒ぎではないので、わたしは自分が受持ちの劇評を
三木竹二君にたのんで、編集の仕事と従軍の準備とに昼夜をあわただしく送っていた。し....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
話をしたか忘れてしまったが、十時頃まで話し込んだ。学生風なのはその頃マダ在学中の
三木竹二で、兄弟して款待されたが、
三木君は余り口を開かなかった。 鴎外はドチラ....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
どにて、大いに観客を笑わせたり。 ○一月、演劇雑誌『歌舞伎』第一号を発行。劇評家
三木竹二の主宰なり。 ○一月十五日、劇場取締規則改正。大小劇場の数は従来二十二カ....
「麺くひ」より 著者:桂三木助
と言うのか、井の中の蛙だったのか、誠にお恥しい次第です。 僕が大阪の先代二代目
三木助師の家へ修業に行った頃(大正十五年)は、大丸の食堂の蕎麦が旨くて、好く喰べ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
、庄亮が、小樽新聞社のM氏と連れ立って帰って来た。二人とも相当に酔っている。氏は
三木羅風君の義父さんだと紹介される。そこで羅風君の話が出る。ついこの出発の前夜に....
「新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
本はこちとら貧画生にはあまり用はないが、しかし、世界的に有名な家である。先だって
三木本の店員がトンカツをたべてあたって死んだというから、本当かと思ったら、洋食心....